梶原アイクリニック

眼瞼下垂手術当日以降について 流れとよくある質問

福岡天神西通りの眼科
西鉄福岡駅より徒歩6分

当院のまぶたに関する診療は完全予約制(診察日は水・金・土)となっております。初診予約の方法と日程表■■こちら■■のページにございます。

裏からの眼瞼下垂手術について 流れとよくある質問

※Google,yahooなどで直接このページにこられたかたへ。このページに記載されている眼瞼下垂手術とは、まぶたの皮膚を切らないでまぶたの裏側を切開して行う当院の特殊な手術のことを指します。ですので一般的な皮膚を切開する眼瞼下垂手術とは術後の様々な制限事項に関する回答が全く異なっていると思います。いつからお化粧ができるかなど、他サイトと比べてみてください。
※このHPの瞼に関連する項目は執刀医が自ら作成した文章ですので、当院でオペを受けられる事がきまった患者様も再度、目を通していただきますようお願いいたします。

眼瞼下垂手術の悩み

従来の眼瞼下垂手術の悩み

Q.前のページのクイズの答えを教えてください。


Aが正解、つまりご本人にとっての右目がオペした側です。この後に数日は腫れがきます。当院がたどり着いた領域の一端を感じていただければ幸いです。

Q. 手術は両目とも同じ日に受けられますか?それとも別々の日に片方ずつですか?

原則、両目同日の手術です。どうしてもご事情のある場合は、医師とも相談の上、検討いたします。

Q. 麻酔の注射は痛いですか?

無痛では無いですが、あまり痛くないようです。皮膚とは違って、結膜側は点眼などの表面麻酔がとても浸透しやすいため、表面麻酔をよく効かせてから注射を行う事でかなり痛みを減らす事ができます。注射に気づかない方もおられるほどです。当院の経結膜切開での手術では、皮膚への注射はする必要がありません
■おまけ■(←他院歯科領域の動画ですが、粘膜に表面麻酔をしてから注射ならさほど痛くないというイメージがわかります。)

Q. 眼瞼下垂手術の症例数は多くありますか?

眼科における眼瞼下垂症手術としては、当院の執刀医は単独(一人)で、九州の全ての大学病院や眼科専門病院の眼瞼下垂手術件数を上回っています。下記に具体的数字を示しますが、その前にまずその福岡の大きな病院の眼瞼下垂手術症例数とはどの程度の数でしょうか?そのデータとして
 
福岡県の眼瞼下垂手術件数ランキング(DPC請求件数)(2021年4月〜2022年3月退院患者分)
福岡県1位の眼科専門病院が87件、2位の別の眼科専門病院が59件、3位が58件となっていますね。DPCの請求件数なので1件の入院で左右2眼瞼の手術を行なっている場合が多いでしょうから単純に2倍すると、1位の眼科専門病院は眼瞼下垂を最大174件手術していると試算できます(実際には病院公式サイトで154件とありました)。
 
しかしこの数字はその病院の何人もの医師の執刀件数の合計ですので、当該期間に一人の医師がその(福岡DPCランキング1位の)病院で眼瞼下垂オペを154件している事はほぼありません。
 
また、この数字には複数の術式の眼瞼下垂手術が含まれています。
比較のために同様に、複数術式を合計すると当院手術担当医は2022年度(2022年4月〜2023年3月末まで)、

単独で(一人の医師が)423眼瞼の眼瞼下垂手術を実施

しています。(もちろん当院の手術治療の対象疾患は眼瞼下垂だけではありません。)
梶原アイクリニックで手術した症例数のみに限ると259件ですが、近隣の藤野クリニックでも同医師が手術をしており、そちらも含めると2022年度は423件でした。
 
また、令和5年(2023年)が終わり、最新データでは、令和5年1月1日~12月31日の1年間で、当院医師は
単独で(一人の医師が)495眼瞼の眼瞼下垂手術を実施
しております(医師1名で藤野での執刀分も合計した値)。
 
あなたが眼瞼下垂の手術を受けるのであれば、大事なのはその病院の多数の医師たちのトータルの手術件数ではなく「あ な た を」手術する医師の近年の眼瞼下垂手術件数だと思います。
特に、経結膜切開での眼瞼下垂手術においては執刀医のこれまでトータルの経験手術件数は 
1000件を超えております。
 

参考までに福岡市内の有名な眼科専門の大病院(眼科医だけで10名前後在籍しているような病院)が公式サイト上で独自に公表している最新の眼瞼下垂手術件数ともぜひ比較してください。こちらの数字は入院だけの件数ではなく日帰り手術の件数も全て含まれていると思われます。
もちろん、眼瞼手術のみに力を入れている当院のほうが多いのは至極当然だとは思いますが。
※正確には各病院のHPのご確認をお勧めします。
 
■ H眼科病院:眼瞼下垂手術 2022年度:161件 (その前年度 154件)
■ O眼科病院:眼瞼下垂手術 2022年度:208件
■ F眼科病院:眼瞼下垂手術 2022年度:42件 (その前年度 38件) 
梶原アイクリニックでの眼瞼下垂手術は:2022年度(㋃1日〜翌年3月31日)に259件(医師1人) さらに、同じ期間に同執刀医が藤野クリニックでも164件執刀 
2023年1月1日~12月31日で、当院医師は1名単独で495眼瞼の下垂手術を実施(木曜のみの藤野での執刀分も合計した値)。

Q. 手術経験の乏しい医師に執刀されたりはしないですか?

大規模な病院ならばありえるかもしれませんが、当クリニックではそのような経験の乏しい医師は手術執刀しておりません。※外部より見学の医師が来られる事がありますが執刀はありません。

Q. 眼瞼下垂手術の手術時間はどのくらいですか?

麻酔注射が終わってから時間計測しておりますが、初回手術(他院で過去にまぶたのオペをいっさい受けていないかた)なら両眼瞼で合計1時間かからない事がほとんどです。(※皮膚切除をメインとした皮膚切開の手術ではもう少し時間がかかります。)

Q. 私はまぶたの皮膚の余りがけっこうあるタイプなのですが、皮膚を切らずに治療可能でしょうか?

皮膚を切る必要性の有るケースについては明確な特徴があり、■■こちらのページ■■において解説しており、読んでもらえればご自身でもかなり予測可能です。微妙で難しい場合は診察させていただいて判定させていただきます。

Q. 手術当日の流れは?

予約時間に来院後、まず点眼をして内服薬を飲んでいただきます。ご自分で洗顔していただき、お化粧を落としてから執刀医の診察を受け、そののちに手術室のベッドに横になっていただきます。
オペ中、ご自分のスマホの音楽を聴きたい場合はイヤホンをお持ち下さい。
角膜保護用のコンタクトをのせて、麻酔の点眼をしっかりしてから目の周囲を消毒し、滅菌済みのシーツをお顔にかぶせます。まぶたへの麻酔が終わったら手術開始です。
手術終了直後にも痛み止めの飲み薬を内服していただき、特に問題ないようでしたら術後の点眼薬・内服薬のご説明をしたのち受付でお会計となります。両目の手術を受けられる方の場合、2時間程度は院内に居ていただく事になります。

Q.手術中は手術の様子が見えてますか?

これまで眼科でまぶたを裏返しにされた経験がおありかと思いますが、その時に正面はほとんど見えなかったはずです、さらに麻酔液で結膜(しろめ)も膨らんで視界の妨げになるため、手術の様子はほとんど見えません。

Q. 手術中意識はありますか?怖いので眠らせてもらってその間に手術してもらえませんか?

手術中の患者様の緊張や恐怖心を緩和するため、薬物投与による鎮静でぼんやりした意識状態にする事が可能です。精神的緊張の度合いが強い方には術前にご希望をお尋ねします。かなり緊張が緩和されるようです。詳しくは■こちらにも書いております。■

Q. 手術当日帰る時は眼帯ですか?自分で運転できますか?

当日にご自分で運転して帰る事はできません。薬剤の影響で目のピントが合いにくくなっております。公共交通機関か他の方の運転でお帰りください。他院でも、眼やまぶたの手術で帰宅時に運転OKのところは通常無いと思います。
眼帯の有無はご希望次第としております。切開部位は人から見えませんし、腫れは当日よりも翌日以降から現れてきますので、当日は眼帯をせずにお帰りいただいてほとんど問題ありません。このページ最上部の写真の通りです。ただ腫れは始まっておりますのでどうしても人目が気になる場合は帽子や、フレームの太いメガネかサングラスをご用意ください。

Q. 術後の通院間隔を教えてください。

A. 経過により異なりますが原則は ●手術当日→●手術から7~21日後(抜糸)→●手術から1~2ヶ月後→(●何か症状出た時)
手術から2ヶ月経過の時点で再診し、まったく問題なければ通院を終了可能です。しかしこれらに加え、目にゴロゴロ感(異物感)が出現した場合はその都度追加の診察が必要です。経過は人によって様々なので、通院回数が増える場合もあります。

術後日常生活の制限

ネット上で眼瞼下垂手術を体験された方のブログを見ていると、コンタクト化粧や洗顔ができない期間が非常に苦痛だったという記載をよく見かけます。当院では化粧・コンタクト・洗顔・洗髪については下記のように非常に制限は少ないです。

Q.コンタクトレンズ は眼瞼下垂の手術後はどのくらい使用中止ですか?

A. 当院の手術法では、ソフトコンタクトレンズであれば使用中止する期間は特にありません。
※長年のハードコンタクトレンズの使用で眼瞼下垂が進行してしまった方の場合は、手術後にはソフトコンタクト(または眼鏡)になさる事をおすすめいたします。これは手術後まもないからではなく、結局治療後も下垂の大きな原因となるまぶたを裏からまたは表から刺激するような習慣を繰り返されれば、再度瞼が下がってくる可能性が高いからです。

Q.ハードコンタクトレンズをずっと使ってきましたが、眼瞼下垂を治したらソフトにしたほうがいいのですか?

A. はい。ソフトコンタクトへの切り替えについては こちらのページ をご覧ください。

Q. 化粧・洗顔 は眼瞼下垂の手術後はどのくらい禁止ですか?

A. 当院の手術法では、お顔の表面に傷も縫い糸も無いので、お化粧と洗顔を禁止する期間はありません。術後に一時的な皮下出血がもしあれば、それを目立たなくさせるのにお化粧は効果がありますから、手術翌日からしていただいて結構です。ただ、強くはこすらないようにしていただかないといけませんので、落ちにくい化粧品は避け、落としやすいお化粧のみに限定させていただきます。

Q. 洗髪・入浴 は眼瞼下垂の手術後はどのくらい禁止ですか?

A. 湯船につかるような入浴は術後48時間は控えてください。当院の手術法では、お顔の表面に傷も縫い糸も無いので、洗髪を禁止する期間はありません。美容院等で他の人にシャンプーしてもらう必要も無いので、抜糸前であっても通常の洗髪でOKです。

Q. 手術後にスマホやテレビを見たり、パソコン作業をするのはいつからできますか?

A. ものを見る事について禁止期間は全くありませんので、すぐできます。手術直後は薬品の影響で手元にピントが合いにくい時間が数時間あるかとは存じます。

Q. 手術中はどの方向に目を向けるんですか?特定方向を見続ける練習をしておいたほうがいいですか?

A. 下方向が良いですけども、眠っておられる人もいるので、上方向以外ならどの方向でも大丈夫です。なにも練習は必要ありません。

Q. 眼瞼下垂を手術で治すと、もう二度と眼瞼下垂にはなりませんか?

A. 個人差が大きいですが単純に年齢を重ねる事によってもまぶたの下がりは進行していきますので、残念ながら、どの手術方法でも再発・再度まぶたが下がってくることはゼロではありません。まぶたをこすったり、上まぶたに力が加わるような行為を控えていただければ治療効果はより長く続きます。

Q. 眼瞼下垂の手術当日の費用は?

A. 手術代金単体では自己負担分が3割の場合、片側あたり21600円です。これに検査料や薬剤処方に関する費用がかかりますが、両側の手術でも当日お支払いいただく金額は5万円前後です。

Q. お会計時、クレジットカードや電子マネーは使えますか?

A. 申し訳ありませんが、お支払いは現金のみとなっております。ATMは周辺に多くございます。

Q. 遠方に住んでいるのですが、裏からの眼瞼下垂手術を受けられますか?

手術はなるべく通院のしやすい病院で受けられる事をお勧めしておりますが、この術式を行える病院はほとんどいないため、実際には九州各県と山口県からは毎年新規にご来院をいただいております。福岡市に住まれている患者様と同様に通院が可能なかたはご相談ください。令和4年はすでに長崎、山口、広島、佐賀、各県の方が実際来院されて、このオペを受けておられます。 
 
できればご協力いただける近隣の眼科の先生が居られれば、そこから当院への紹介状があると術後の通院の回数が少なくて済みます。

Q. 瞼が重く、大川市近隣在住なのですが、お勧めの病院はありますか?

A.そのあたりのかたや佐賀のかたは、佐賀駅周辺のファミリィアイクリニック八次院長先生を受診されてもいいでしょう。
もしくは大川市幡保の「おの眼科」さんがお勧めです。手術は梶原をご希望でも、それらの眼科様で眼瞼疾患を診断していただいてから、手術については当院へご紹介くださいますので、遠方から福岡へ通う回数を減らす事ができます。※院長先生の勤務日かはお電話で事前にご確認ください。
 
手術日と抜糸日は梶原へ来ていただきます
が、それ以外の通院日(術後2ヶ月目の経過観察など)は佐賀駅近くのファミリィアイクリニックで済みます。
交通の便を考えると、大川市・佐賀市・小城市・武雄市・神埼市近辺の方にとってはファミリィアイクリニックや おの眼科さんもご利用になると利便性があるかと思います。
※ただし、対応できるのはまぶたの切開手術をうけた事の無いかたに限ります。修正例は行っておりません。

Q. 初診の予約は電話でないといけませんか?電話があまり好きでないのですが・・

A. まだ受診したことのない病院へ初めて電話するとき、気が重かったり緊張されるお気持ちは私どももよくわかります。
最近では当院もネットからのご予約方法を用意しておりますので、ご活用ください。このサイト内にある「予約制の眼瞼外来予約法」という部分をクリックして進まれてください。

Q. 眼瞼下垂手術の後に今までの眼鏡の度数が合わなくなることってありますか?

A. あり得ます。その理由は下記↓に記載しております。

Q. 私は白内障と眼瞼下垂が両方あります。どちらも手術を受ける事を検討していますが、どちらの手術を先に受けた方がいいでしょうか?白内障手術も梶原で受けられますか?

A. 当院では白内障手術は行っておりません。その状況であれば、先に眼瞼下垂の手術治療を受けられたほうがよいです。 
なぜなら、眼瞼下垂手術を行う事で、上瞼の眼球に乗る圧力が変化する事により、角膜(黒目)の丸みがわずかに変わり、これまでとは度数が変わってくる事があるからです。 
白内障手術の際にどの度数のレンズを入れるかは角膜の曲率(丸み)も含めた多くのデータから算出されていますが、白内障の執刀医がせっかくぴったりの度数に合わせていても、その後に眼瞼下垂手術を受けたのでは眼の近視・乱視の度数が変化しますので、白内障手術段階で意図していた近視・乱視の度合いに誤差が生じてしまう事があります。 
両方の疾患の手術を受ける事をお考えなら、眼瞼下垂の治療を先にされたほうが良いと考えます。

Q. 当方医師です。ウチでは眼瞼手術はしていないので梶原へ患者さんを紹介したいがどうすればいいですか?

A. ありがとうございます。宛名は眼形成外来担当 とご記載ください。患者様ご自身で当院へお電話でのご予約をいただけますようお伝えください。初診日に紹介状をご持参いただきたく存じます。お返事は必ず作成し送信いたします。

Q. まぶたの裏からの眼瞼下垂手術の適応は軽症の場合のみと他院のサイトで見かけましたが本当ですか?

A. 他院では切らない裏からの手術、というと切開せず糸を通して留めるだけの術式の事をさしている事が多いです。当院の術式はそうではなく裏からの切開を伴う術式です。その効果についてはこの画像がお答えになるかと存じます。
眼瞼下垂術前と直後画像(男性)
 

他院で眼瞼下垂手術を受けた事のあるかたについて よくある質問

他院で眼瞼手術を受け、何らかの不調が出たかたはまずその手術を執刀した医師の方針や意見をご確認ください。

Q. 私は過去に他院で皮膚切開からの眼瞼下垂手術を受けました。しばらく眼が開きは改善していましたが、最近徐々にまた下がってきました。次は梶原でまぶたの裏から再手術を受ける事は可能ですか?

A. 実際に診察をお受けいただかないとお答えできかねますが、普通にまぶたをひっくり返せる状態であれば、裏からの切開手術は理論上は実施可能です。 
しかしその前に眼瞼下垂を引き起こす他の要因(内科的疾患など)が隠れていないかについても検査する必要があります。

Q. 私は過去に他院で皮膚切開からの眼瞼下垂手術を受けました。眼は開きましたがその手術の傷跡が目立つ(または目の形が不自然な)ため、梶原で修正してもらえませんか?

A. 当院ではお取り扱いございません。手術を受けられた病院を再診されるか、皮膚切開からの下垂手術を数多く行っている病院でご相談なさるほうがよいです。

Q. 私は過去に他院(自由診療)で眼瞼下垂と言われ、裏から糸で止めるだけ切らない眼瞼下垂手術を受けました。でも眼が開いたのは短期間で、また下がってきました。今度は梶原でまぶたの裏からの切開式手術を受ける事は可能ですか?

A. 同様の状況で改善した実例がありますので、普通にまぶたをひっくり返せる状態であれば、可能と思われますが、保険適応となるかどうかは実際拝見してみないとわかりませんので、お電話でご連絡ください。

Q. このQ&Aに掲載されていない事項で質問したい事がある

A. お電話でお問い合わせください。内容によっては担当医に確認させていただきますのでお時間をいただく事もございます。
 

ご注意
まぶたに関する診療は完全予約制とさせていただいております。また、初診時にはまぶたが下がる前の昔の写真をご持参ください。
ご予約のお電話は火曜日以外なら営業時間内は受け付けております。

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