梶原アイクリニック

甲状腺眼症・バセドウ眼症

福岡天神西通りの眼科
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甲状腺眼症・バセドウ眼症

まぶたに関する診療をしていると、まぶたが下がりではなく、逆に上まぶたが上がり過ぎた状態でお悩みの方が時折おられます。
これは上眼瞼後退と呼ばれる症状です。
まぶたが下がる眼瞼下垂に関しては、気付かず放置されている方も多いですが、上眼瞼後退状態はかなり人相が変わってしまうため、他人からしばしば指摘を受けたり、からかわれたり、ご本人の苦しみも大きなものです。
確かに病気でなく、もともと目が出ていたり、目が大きく見開いている状態の人は居ますが、そうでなかったのにここ数ヶ月~1・2年の単位で大きく変化してきたのなら何らかの病気を疑うべきです。
病院を受診する際は、以前の顔(目の開き幅)との差異をわかってもらうため、このような状態になる前のご自分の顔写真を持参されたほうがよいでしょう。そうでなければ、初期の段階では病的な変化であると受けとってもらえない場合があります。
 
上まぶたが後退(正常より高い位置に上昇)している状態の方で、その背景として最も多いのは甲状腺疾患です。
自らの甲状腺を免疫が攻撃してしまうバセドウ病・橋本病などの自己免疫疾患である場合があり、そのような疾患に関連して起きてくる眼の病気は甲状腺眼症と呼ばれます。
 

甲状腺眼症とは

おおまかに説明すると、体内に甲状腺組織を攻撃する自己抗体が出現している状況において、眼の周囲組織に炎症が起こり、眼の周囲の筋肉や眼窩の脂肪、まぶたが腫れ、眼の動きに異常をきたす状態です。
 
眼症の症状としては、
眼球が突出し、目の開きが大きくなる
寝ている間も目が完全には閉じていない。そのため起床時に目が痛む
両目の映像が一致せず、物が2つにズレて見える(特に上方向を見たとき)
目の奥が痛い。白目が充血する まぶたが腫れる
目の表面の異物感や乾き
まぶしさに敏感になる
視力の低下 視野が欠ける
 
などがあります。
 
甲状腺ホルモンの血中濃度に異常がある事によって全身的な症状が出ますが、それと眼の症状は同時に起きるわけではありません。バセドウ病と診断されて治療がはじまった後に眼の症状が出現したり、あるいは眼の症状が先に出る事もあります。
よって、甲状腺眼症が疑わしい症状があったとしても、甲状腺ホルモンの値はその時点では正常であるケースもあり、単純に甲状腺ホルモンとTSHを測定するだけでなく、甲状腺を攻撃する自己抗体が出現していないかをみる必要があります。
 

当院でできる事

突出した眼球位置を後退させうる眼窩減圧術や、上まぶたを下へ下げる上眼瞼延長術や、放射線科治療、ステロイドパルス療法(入院が必要)などはいずれも当クリニックにおいては実施できません。
しかし、眼球突出や上眼瞼後退の症状のある方を検査・診察し、病気やお住まいの地域に応じて甲状腺眼症の専門家にご紹介をする事は可能です。甲状腺眼症に詳しい専門家は眼科医の中でも非常に数が少なく、紹介状無しで直接受診する事は難しい状況です。目の開きが大きくなり過ぎている方、眼が前に出てきたと感じられている方は当院の眼瞼外来をご予約ください。すでに内科で甲状腺疾患であると診断されている方は紹介状または血液検査データをご持参いただいたほうがスムーズです。
 

まぶたに関する診療は完全予約制となっております。

もうどうしようもないものだろう、と考えて諦めておられる方も多いようですが、治療で改善が可能なケースがありますので、気になる症状がおありの方は、ぜひ当院へご予約の上、ご相談ください。

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